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人が暮らす、里や、街ではない土地を飛行機から見下ろすと、うねった水路や、いかにも棘々とした針葉樹の延々と続く土地らが見える。ここには人がいない、というのが遠目に判るものだ。
飛行機の二重になった窓の内側に、氷模様のような結晶が張り付いたのを見ると、外気温を想像して、二重の窓のありがたみを感じる。
そんなところを、特殊エンジンのついたグライダーに乗って飛んでいく人のことを知った。身体一つで7,000メートルの高度まで飛んでいくのだ。
飛行機を発明した人もびっくりだろう。いや、うらやましがるかもしれない。
先ず自分には考えられないが、この人は、行けるかも、行ってみたい、と思ったのだろう。そして道が開かれた。ただただ、そうなんだなと思った。