タグ:
今日も、別の館で収録された演奏を聴いた。
ウィーンのラズモフスキー邸より。
このラズモフスキー氏はベートーヴェンの支援者で、ベートーヴェンは3曲のカルテットを氏に献呈している。
この作品たちはベートーヴェンの中期、旺盛な創作の時期に書かれ、カルテットの勉強には必須の作品群だ。
美しい広間で、一体この広間でダンスなど繰り広げられていたのだろうか、と思われるシャンデリアが照らすもと、美しいアンサンブルが聞かれた。
とはいえ、ベートーヴェンはとても攻めた作品を遺した。連続する音形が特徴だったり、冒頭がいきなり不穏な響きで始まったりと、ただ美しいというのではない、彼なりのテーマがあった創作だったことが判る。
ただ、この館で250年を経て演奏されたことで、当時を偲ぶには十分だ。
番組は今年にドイツ・グラモフォンにより制作されたものらしい。貴重なものだった。